一般的に糸リフトで用いられる糸には「溶ける糸（吸収糸）」と「溶けない糸（非吸収糸）」があります。溶けない糸では加齢とともに引きつれを起こしたり、感染を起こしたりというリスクが高まります。そのため、当院では安全性の高い溶ける糸（吸収糸）のみを使用しております。
当院では複数種類の糸を用意しております。患者様の状態に合わせて、組み合わせて使用していきます。

テスリフトソフト

網目状の3Dメッシュとハーブ（フック）が一緒になった構造が特徴で、従来の糸に比べてリフトアップの効果が高く、また持続期間が長い人気の糸です。脂肪収縮効果もあるため、挿入直後よりも１、２ヶ月経過するとさらにリフトアップするという特徴があります。
テスリフトソフトで使われているPDO（ポリジオキサノン）は手術の糸などでも使われている安全性の高いものです。約1年かけて徐々に吸収をされていきますが、糸の周辺で生成されたコラーゲンやエラスチンが土台となり、リフトアップ効果は2〜3年持続すると言われています。

ミントリフトⅡ mini S Flex

双方向にコグ（トゲ）が付いた、強い引き上げ力が特徴の吸収糸（PCL +PLLA）です。従来の糸は糸に切り込みを入れてコグを作っていましたが、ミントリフトでは糸自体にコグがついているため強度があり、強いたるみにも対応できます。１カ所の針穴から複数本の糸を挿入するため、傷跡が目立ちにくく、また、糸の柔軟性が高いために引きつれなどが出にくい糸です。

※そのほか、複数種類の糸のご用意があります。たるみ具合や目的は人によって異なりますので、診察にて糸の組み合わせや本数を提案させていただきます。